このページの場所
- Home
- 佐久間 健の講演活動 : 2005年4月28日講演会
西部地区「埼玉新聞友の会」二〇〇四年度例会と講演会、懇親会が二十八日、川越市宮下町の川越氷川会館で開かれ、県西部地域を中心に政財界で活躍する約百五十人が出席した。
原宏会長(埼玉経団連会長)は「日本経済は持ち直しの兆しがあるが、県内の中小企業はまだまだ『踊り場』にいてはっきり見えない状況だ」と指摘。安全神話が崩れた国内の治安にも触れ、「自治会をはじめ郷土を守るために苦労している。埼玉新聞の担う責任は大きい」と語った。また、昨年十二月に逝去した岩堀徳太郎副会長に哀悼の意を表した。
丸山晃社長は「首都圏の地元紙が厳しい状況にある中でも、県紙に活躍の場はある」と主張。「これからの生活がどうなるか、行政がどう対応するのか、情報ニーズに応える新聞づくりに努めたい。人々の喜怒哀楽をすくい上げ、地域コミュニティーづくりに貢献したい」と抱負を述べた。
講演会ではコミュニケーション戦略研究所代表取締役の佐久間健氏が講師を務め、「企業の危機管理とCSR(企業の社会的責任)」をテーマに熟弁を振るった。
佐久間氏は企業危機の原因を@経営能力の欠如A不正・不祥事B感染症やテロなどの突発事故CCSRに関する問題―と指摘。具体的なCSRとして、環境に配慮し、従業員の能力を高め、人間としての尊厳を大切にすることなどを挙げ、「危機意識を常に持ち続け、企業倫理の強い企業が生き残る」と訴えた。
懇親会では上田清司知事があいさつ。参加者は親ぼくを深めた。